今どきの車ってスマートキーとかリモコンキーが当たり前になっていて、ドアロックの解除も施錠もボタン一つで出来るから便利ですよね。
雨の日とかドアノブに触ると同時にロックが解除されてすぐ車に乗り込めるとか非常に便利です。
しかしリモコンキーに限らず便利になればなる程、便利さにおぼれていざという時にあせりませんか。
確かに今思えばたかが電池切れだったかもしれませんが、いざ自分が沿うような状況になると焦るもんです。
我が家の車もスマートキーなんですけど、文明の利器に溺れた自分に戒めとも思えるハプニングがまさに雨が降りしきる梅雨のこの時期に突如として訪れました。

それは激しい雨が降る日曜日でした。
いつものように子供たちと出かけようと車のドアに手をかけたその時ハプニングが発生しました。
あれ?!開かない!?
何だこりゃ??
あせる自分はドアノブに何回も触れたり離したりをアホみたいに繰り返します。
車の向こうからは子供たちが雨に打たれながら『パパ早く開けて~』と訴えてきます。
更に慌てる自分!!
激しい雨に打たれながらドアノブタッチをあきらめスマートキーのドアロック解除ボタンを連打します!!
するとピッピっと音がしてロックが解除されました。
が、自分も子供たちも既にずぶ濡れです。
この時点ではまだ訳が分からず『雨が強いからセンサーが感知しなかったのかな?』などと見当違いな事を考えていました。
翌週も雨こそ降っていなかったですけど同様にドアのロックが解除できません。
ここでようやく事態に気付きました。
あ!!もしかしてスマートキーの電池切れ?!と。
前置きの茶番が長くなりましたけど、自分の経験から言うと普段当たり前と思っていることが突如としてできなくなると意外と焦るものでした。
そんな経験を踏まえ電池交換をした際の手順を書いていきます。
スマートキーの電池交換
結論から言います、簡単に交換できました。
実を言うと自分が購入したカーディーラーの営業の方からスマートキーの電池が切れた際の交換方法を聞いていたのです。
そのすごく親切な営業の方は自分の所でやれば単純の儲けるだけなのに簡単な作業で1,500円(だったような気がする)も取られたら勿体ないですよと、教えてくれていたのです。
いずれにしても確かに自分がリサーチしたところカーディーラーやオートショップなんかで交換作業を頼みと電池代込みで1,000円から2,000円位する様でした。
自分でやってかかった費用は電池代の258円だけで済みました。
それでは整備士免許やら電気工事資格やらの資格を持たないごく普通のサラリーマンである自分が実際にスマートキーの電池を交換したいと思います。
スマートキーの分解
タイトルは何やら仰々しく書きましたがスマートキーをパカッと開けるだけです。
まず最初にやる事はスマートキーには電池切れの際、対処出来る様に物理キーが内蔵されているので物理キーを抜きます(トヨタ車)。
物理キーとは従来通りの金属でできた鍵の事です。
自分の場合はスマートキーの横に物理キーを抜く為のボタンがありますのでボタンを押し物理キーを引っこ抜きます。

こんなん出てきました。

物理キーの先がスマートキーを開ける為の更なるカギ(単純にマイナスドライバー形状になっているだけ)になっています!

自分のみたいにマイナスドライバー形状になっていなくとも精密ドライバーとか細いマイナスドライバーで開けられます。
スマートキーでなくドアロックの施錠/解錠だけのリモコンキーの場合もキーの周りにくぼみがあるはずのでそこから開けます。
精密ネジで止まっている場合もあるので確認しネジ止めされていたら先にネジを外してから開けます。
※特にキー一体型のリモコンキーはほとんどネジ止めされています。
くぼみにマイナスドライバー差し込んで・・・







クイッとひねるとパッカーンと開きます。

スマートキーやリモコンキー本体に傷がつく可能性が高いです。傷が気になると言う方はマイナスドライバーの先にビニールテープを巻いて養生する事をお勧めします!!(自分は面倒だったのでそのままやりました)
これでスマートキーの開きが出来ました。

特に精密なバネが飛び出したりとか精密部品が外れるとかはありません。
スマートキーの中身を取り出す
構造自体はシンプルな構造でカバー上下、物理キー、基板の4点セットで全てです。

電池の取り出し
基盤の電池が入っている所に一か所精密ドライバーを差し込める程の穴があります。

そこに精密ドライバーを差し込んでクイッと持ち上げると・・・

電池が取り出せました。

自分のスマートキーの電池はCR1632と言うサイズです。
近所のドラッグストアで税込み258円でした。

CR1632電池です。

後は取り出した時と逆に電池を入れて(プラスとマイナスの向きに要注意)・・・

基盤の向きに注意してカバーを締めて物理キーと収納したら作業終了です。

まとめ
- スマートキー、リモコンキー本体の側面にくぼみがあるのでそこから開ける
- 小さいネジでとまっている場合は精密ドライバーで先に外す ※特にキー一体型は要注意
- くぼみにマイナスドライバーを差しひねって開ける
- 傷防止にはドライバーの先をビニールテープで養生する
- 精密ドライバーを使って電池を取り出す
- 同規格の電池を入れる
- 基盤とカバーの向きに注意して閉じる
スマートキー 及びリモコンキーの分解、電池交換は自己責任でお願いします。
作業中に傷がついた、ショートした、基盤が壊れた、怪我をしたなどの事故があったとしても当方責任は取れませんので繰り返しになりますがあくまで自己責任でお願いします。
特にむずかしい作業ではないので、自分でやっちゃった方が予算的にもお得ですしカーディーラーやオートショップに行く時間や予約を入れるわずらわしさも省けるので、自分で交換するのはおすすめです。