いきなりですが自転車のブレーキレバーが折れました。
まあ、それはいいとしてブレーキレバーって自分で交換できるのかな?
イメージとしてはできそうだけど……。
自分も今までの人生で自転車のブレーキレバーを交換したという事はありませんでした。
今回、たまたま子供が乗ってる自転車のブレーキレバーが折れてしまったのでチャレンジしましたが、思っていたより簡単でした。
そこで自分と同じような境遇の方や古くなってしまったレバーの交換を考えている人向けに手順を紹介します。
自分で交換するしないの判断は自己責任でお願いします。
万が一事故が発生しましても当方一切責任を負いません。
あくまで交換手順の紹介だけです。
Contents
自転車のブレーキレバーが折れた
はい、折れました。
自分の娘が乗る自転車のブレーキレバーがポッキリと折れました。
自分も子供の時から数えきれないくらい転んだり倒したり、あるいは倒れていたりとかありましたけど折れた事はありませんでした。
が、見事に折れました。
娘いわく「普通に握ったら折れた」って言ってたので、もともとヒビが入っていたのでしょうけど折れるもんなんですね。
しかし車とか人とかにぶつからなかっただけ良しとしないといけないですけど、万が一を考えると恐ろしいです。
点検の合言葉「ぶたはしゃべる」
実際に交換する前に、ここで安全啓蒙をさせて下さい。
自転車といえば一番身近で免許もいらない乗り物ですが、れっきとした車両ですので安全点検は必ず行いましょう。
自転車の点検は”ぶたはしゃべる”が合言葉
- ぶ …… ブレーキ
- た …… タイヤ
- は …… 反射材
- しゃ …… 車体
- べる …… ベル
くわしくは一般社団法人 自転車協会様のサイトを確認ください。
非常にくわしく分かりやすく書かれていますので是非一読する事をつよくお勧めします。
あわせて自転車の事故保険にも加入しましょう。
ブレーキレバーの購入
さて、ここからが本題です。
いきなりですが、はいこれ。
ネットでポチリましたTEKTROというサードパーティ製のレバーです。
事前に調べたらシマノとかのメーカー品に比べると効かないとか、テクトロでもVブレーキという軽い力で強い制動力のあるブレーキ用だから普通のブレーキに装着すると効きすぎて危ないとのレビューもありました。
実際に装着して自分が試した感じはと言うと問題ありません(あくまで個人的な感想です)。
純正装着されていたブレーキより若干効くようになったかな?くらいのフィーリングでした。
ブレーキレバー交換
それでは実際に交換した時の写真を交えながら解説していきます。
古いレバーの取り外し
まずはハンドルバーからブレーキレバーアッセンブリーを外さなければなりませんので、アタッチメント部の六角ボルトを六角レンチでゆるめます。
ハンドルグリップの取り外し
ハンドルグリップも同時に交換してしまうならニッパーで切って外してしまうという力業に出ればいいのですが、今回はハンドルグリップを再利用しますのでキレイに外します。
手で回して抜こうとしてもしっかりとくっついているので抜けません。
とはいえボンドとかで接着している訳ではないのでキレイに抜く事は可能です。
まずハンドルグリップとハンドルバーの間に潤滑油を注入します。
で、少し放置(数十秒でOK)すればスポン!! と抜けます。
既存のブレーキワイヤーを新しいブレーキレバーの調整ネジに通す
実はこの自転車、買ってからまだ4ヶ月ほどしか経っていないのでブレーキワイヤーも再利用します。
我が家は沿岸地域なので鉄製のパーツは錆が出ていますが、ワイヤーには錆は出ていませんでした。
ブレーキワイヤーの先端には釣りで使うおもりみたいなストッパーがついていますので、ストッパーを調整ネジの端に引っ掛けて、ネジの切れ目から引っ張る様にしてワイヤーを通します。
ブレーキレバー本体にワイヤーをはめる
ブレーキレバーにワイヤーのストッパーを止める為の穴があるのではめます。
あとはブレーキレバーアッセンブリーを外した時の逆に取り付けます。
ハンドルグリップ装着
ハンドルバーにブレーキレバー本体を通してハンドルグリップを装着すれば完成ですが、ここが最大にして最後の難関です(といってもゴムハンマーで叩くだけです)。
ブレーキレバー本体をハンドルバーに通してからハンドルグリップを装着するのですが、グリップ本体はゴムで出来ている為、力づくで入れようとしても曲がって入りません。
そこで先ず、ハンドルバーに少量の潤滑油を塗布しグリップが入るとこまで入れます(無理する必要はないです、入るだけでOKです)。
次にグリップの端をゴムハンマーでトントンといった具合で軽めに叩き、少しづつ入れていきます。
この時、引っかかってグリップが曲がるようでしたら再度、少量の潤滑油をハンドルバーに塗布してゴムハンマーで叩きます。
使用するハンマーは必ずゴム製にして下さい。普通のトンカチとか玄翁だとグリップが破れます!!
ゴムハンマーが無い場合、100均で売っている安いゴムハンマーで問題ないので必ずゴムハンマーで叩きましょう。
布とか間に挟んでもいいですが下手すると指、ヤラれますよ。。。
完成
ブレーキレバー本体、ハンドルグリップを装着しブレーキレバーの調整ネジでアソビや効き具合を調整したら完成です。
まとめ
- ブレーキレバーアッセンブリー交換に必要な工具は六角レンチとゴムハンマーだけ
- 潤滑油も必須(自分はワコーズのラスペネでしたがCRCで全然OK)
- どうせ交換するならブレーキワイヤーとブレーキゴムの同時交換推奨(自分ちのはまだ新車同然だったので再利用)
- 交換手順とは関係ないかも知れませんが、先述したように点検は必ず行いましょう!!
- 盗難とは別に対人対物の保険にも加入しましょう!!
※最後に……
今回は交換手順の解説であって、推奨するものではありません。
自分で交換するしないの判断は自己責任でお願いします。
万が一事故が起きても当方では一切関与致しませんので予めご了承願います。
少しでも不安のある方は専門店へ作業依頼する事を強くお勧めします!!
くどくてスミマセンが安全に関わる事なので。
ブレーキレバーはともかく、グリップ交換するかたにも参考になれば幸甚です。